仕事から帰ってきて、クタクタの状態でキッチンに立つ。「お腹は空いたけど、料理を作る気力がない……」。結局、コンビニ弁当やスーパーの惣菜で済ませてしまい、罪悪感と栄養の偏りを感じる日々。
そんな自炊疲れを感じていた私が導入したのが、「電気圧力鍋」です。 「圧力鍋って爆発しそうで怖い」「使い方が難しそう」というイメージがありましたが、電気圧力鍋は全く別物でした。材料を入れてボタンを押すだけ。火加減を見る必要もありません。
今回は、料理が苦手な私でも「お店レベルの角煮」や「無水カレー」が作れるようになった魔法の家電、電気圧力鍋の魅力と、実際にヘビロテしている時短メニューを紹介します。
1. 電気圧力鍋は「調理器具」ではなく「調理代行ロボット」
普通の圧力鍋との最大の違いは、「完全に放置できること」です。 ガス火の圧力鍋は、圧がかかったら弱火にしたり、時間を計って火を止めたりと、キッチンから離れられません。
しかし、電気圧力鍋は以下の3ステップで終了です。
- 材料と調味料を切って入れる。
- メニューボタンを押す。
- 完成のブザーが鳴るまで、お風呂に入ったり、YouTubeを見たりして過ごす。
火を使わないので、目を離していても安全です。まさに、自分専用のシェフを雇ったような感覚です。
2. 自炊の頻度が上がった!ヘビロテ・メニューBEST3
実際に私がよく作っている、失敗知らずのメニューを紹介します。
第3位:サラダチキン(鶏ハム) コンビニで買うと1個200円以上しますが、自分で作れば鶏胸肉1枚(数十円)で作れます。低温調理機能を使えば、パサパサ感はゼロ。驚くほどしっとりジューシーに仕上がり、ダイエット中の強い味方になります。
第2位:豚の角煮 鍋で作ると数時間かかる角煮も、加圧時間20分ほどでトロトロになります。箸で切れる柔らかさの肉と、味の染みた大根。これが平日の夜に食べられるのは感動ものです。
第1位:無水カレー 野菜(玉ねぎ、トマトなど)の水分だけで作るカレーです。水を一滴も使わないので、素材の旨味が凝縮されて濃厚な味わいになります。野菜を切ってルーを入れるだけなので、包丁さえ使えれば誰でも作れます。
3. 選び方のポイント:サイズと蓋の構造
購入時にチェックすべきポイントは2つです。
- 容量(サイズ): 一人暮らしでも「2リットル以上」がおすすめ。作り置き(カレーなど)をするなら、少し大きめの方が便利です。
- 蓋の洗いやすさ: 毎回洗うパーツなので、構造が単純なものや、食洗機対応のものを選ぶとストレスがありません。私はパッキンの取り外しが簡単なモデルを選びました。
4. まとめ:時間は作るもの
電気圧力鍋は1万円〜2万円程度で購入できます。これで毎日の「料理にかかりきりになる時間(30分〜1時間)」を自由時間に変換できるなら、コストパフォーマンスは最強です。
「忙しいけど、温かくて美味しい手料理が食べたい」。そんなワガママを叶えてくれる電気圧力鍋は、忙しい現代人の必須アイテムと言えるでしょう。

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