街中で手首にスマートウォッチをつけている人をよく見かけるようになりました。 「単に通知が来るだけの時計でしょ?」 「毎日充電するのが面倒くさそう」 そう思って敬遠している方も多いのではないでしょうか。
私も以前はアナログ時計派でしたが、運動不足と睡眠不足が気になりだしたのをきっかけに、健康管理機能がついたスマートウォッチを購入しました。
実際に半年間つけっぱなしにして生活してみると、自分の体の状態が「数値化」されることの面白さと、意識の変化に驚かされました。今回は、スマートウォッチを使ってわかった健康管理のメリットについてお話しします。
1. 自分の「睡眠の質」が丸裸になる
多くのスマートウォッチには睡眠トラッキング機能がついています。 これまでは「なんとなく寝足りない」という感覚的なものでしたが、アプリを見ると一目瞭然です。
- 深い睡眠(徐波睡眠)の時間
- 夜中に目が覚めた回数
- 睡眠スコア(100点満点)
「お酒を飲んだ日は深い睡眠が極端に少ない」「寝る前のスマホをやめた日はスコアが良い」といった相関関係がはっきり見えるため、自然と「今日は早く寝よう」「寝酒は控えよう」という意識が働くようになりました。
2. 「座りすぎ通知」がデスクワークを救う
集中して仕事をしていると、平気で3〜4時間座りっぱなしということがよくあります。これは血流を悪化させ、健康リスクを高めます。
スマートウォッチには「スタンド通知(座りすぎ防止)」機能があり、1時間座り続けていると「スタンドの時間です!」と振動で教えてくれます。 このタイミングでトイレに行ったり、少しストレッチをしたりするだけで、夕方の足のむくみや腰の痛みが軽減されました。
3. 運動のモチベーション維持装置として
「1日8000歩」などの目標を設定すると、達成した時に花火のアニメーションやバッジが表示されます。 たったこれだけのことですが、夕方にあと500歩足りないと、「ちょっと遠回りして帰ろうかな」という気になります。 ゲーム感覚で運動習慣がつくのは、スマートウォッチならではのメリットです。
4. まとめ:自分の体を知ることが健康への第一歩
スマートウォッチは、つけるだけで健康になる魔法のアイテムではありません。しかし、「自分の体の現状を知る(可視化する)」ための最強のツールです。
Apple Watchのような高機能なものでなくても、数千円で購入できるスマートバンドでも十分な機能を持っています。 「最近疲れが取れない」「運動不足を解消したい」と思っている方は、まずは手首から健康管理を始めてみてはいかがでしょうか。

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