私たちの体は60%が水分でできています。だからこそ、毎日口にする「水」にはこだわりたいもの。 スーパーで重いペットボトルを買って帰る生活から卒業したいと考えたとき、選択肢に上がるのが「ウォーターサーバー」と「浄水ポット(ブリタなど)」です。
「ウォーターサーバーは便利そうだけど、場所を取るしコストが高そう」 「浄水ポットは安いけど、ろ過に時間がかかるし味はどうなの?」
そんな疑問を持つ方のために、両方を長期間使用した経験から、それぞれのメリット・デメリット、そして「年間コスト」を比較してみました。あなたのライフスタイルに合うのはどちらでしょうか?
1. ウォーターサーバーの魅力は「QOLの向上」
【メリット】
- 瞬時に「お湯」が出る: これが最強のメリットです。コーヒー、カップ麺、赤ちゃんのミルク作りなど、お湯を沸かす手間がゼロになります。
- 冷たくて美味しい天然水: 多くのメーカーがこだわりの天然水を採用しており、味は格別です。
- 災害時の備蓄水になる: ボトル数本をストックしておけば、断水時でも水を確保できます。
【デメリット・コスト】
- 月額コスト: 水代+電気代+レンタル料で、月4,000円〜5,000円程度かかります。
- 場所: A4サイズ程度の設置スペースと、ボトルの保管場所が必要です。
2. 浄水ポットの魅力は「圧倒的な安さ」
【メリット】
- とにかく安い: 本体は数千円。カートリッジ交換を含めても、水1リットルあたり数円〜10円程度です。
- 場所を取らない: 冷蔵庫のドアポケットに入るサイズなので、狭いキッチンでも問題ありません。
- ゴミが出ない: ペットボトルのゴミ捨てから解放されます。
【デメリット・コスト】
- ろ過に時間がかかる: 「今すぐ大量に使いたい」という時に待つ必要があります。
- お湯は出ない: 結局ケトルでお湯を沸かす必要があります。
- 味は「水道水より美味しい」レベル: 塩素やカルキ臭は完全に消えますが、天然水特有のミネラル感や甘みまでは求められません。
3. 結局、どっちを選ぶべき?
ライフスタイル別に結論を出しました。
【ウォーターサーバーがおすすめな人】
- 在宅ワークなどで、自宅にいる時間が長い人
- コーヒーや紅茶を頻繁に飲む人
- 小さなお子さんがいる家庭(ミルク作り・安全な水)
- 「お湯を沸かす時間」というストレスをお金で解決したい人
【浄水ポットがおすすめな人】
- 一人暮らしで、家には寝に帰るだけの人
- とにかくコストを抑えたい人
- 料理に大量の水を使いたい人(お米研ぎやパスタ茹でなど)
4. まとめ:水を変えると生活が変わる
私は現在、「飲む用・コーヒー用にはウォーターサーバー」「料理用には浄水ポット」と使い分けています。 しかし、最初に導入するなら、生活の質が劇的に変わる感動を味わえる「ウォーターサーバー」をおすすめします。朝起きてすぐ白湯を飲んだり、リモートワークの合間に美味しいコーヒーを淹れたりする習慣は、心に余裕をもたらしてくれます。
最近では、ボトル交換が不要な「浄水型ウォーターサーバー」も人気です。自分の生活リズムと予算に合わせて、最適な「水のある暮らし」を選んでみてください。

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